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インフルエンザ防衛作戦 [そのほかニュース関係]

厚生労働省は9日早朝、カナダでの約2週間の国際交流事業に参加後、米国発の航空機で8日夕に成田空港に到着した大阪府立高校の男子生徒2人と40歳代の男性教諭の計3人について、国立感染症研究所での遺伝子検査の結果、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)への感染が確認されたと発表した。  国内で新型の感染者が見つかったのは初めて。厚労省は一緒に帰国した生徒28人を含む学校関係者や近隣座席の乗客ら計49人を「濃厚接触者」として空港近くの宿泊施設に留め置く措置を取ったほか、帰国便の他の同乗者の追跡調査を急いでいる。政府は世界保健機関(WHO)に日本での感染例として報告する。感染国・地域としては28番目となる。ただ、入国前の検疫で発見したため、水際で「国内侵入」を食い止めたと判断。政府の行動計画上も、現在の「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」へは引き上げず、引き続き水際対策を徹底する。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090509-00000218-yom-sociより引用)


ついに、日本国内でも新型インフルエンザの感染者が出ましたね。とはいえ、成田空港での検疫段階で発見できたので、とりあえずは国内での感染拡大という自体は防げたのではないかと思います。


しかし、世界的に感染国が増加している中ですでに検疫体制も限界に来ていると考えられます。北米地域だけでなく、ヨーロッパや南米といった地域でも感染が拡大し始めていますし、アメリカ合衆国だけでもすでに感染がかなりの地域に拡大しています。国際空港・港湾施設での検疫体制はすでに自衛隊も投入して行われていますが、もはや限界状態に近いようです。

こうなると、これ以上の水際防衛は難しいでしょう。つまり、今月か来月あたりにも新型インフルエンザが国内で発生してもおかしくない、ということになります。ここまでくればもはや、空港や港湾施設での検疫体制は現状維持でやりつつも、国内での感染者発生に備えての準備を急ぐべきだと思います。

よく「なんで弱毒性で普通のインフルエンザとほぼ同じだって、WHOも言ってるのにみんなこんなに大騒ぎするの?」という言葉を目にしますが、これは普通のインフルエンザではなく「新型」インフルエンザなのです。その性質が100%わかったわけではないですし、これから変異する可能性があるのかどうかもわかっていない、未知に近い状態のウイルスなのです。

ここからは水際防衛で侵入口を狭めつつ、国内で発生した場合に感染の拡大を極力封じ込める必要が出てきます。また、個々人でも手洗い・うがいなどできる限りの対策をとる必要があります。


この新型インフルエンザ問題はある意味で「外敵の侵入をいかに防ぎ、万が一侵入した場合はどのように封じ込めせん滅するか」といういわば日本とウイルスの戦いということができます。少し大げさな表現かもしれませんが、島国である日本はできる限り水際で止め、感染者が出た場合には封じ込めによる感染拡大の阻止が必要になります。そしてこれには国家や企業だけではなく、個々人が率先して動く必要があるのです。
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