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欧州連合の黄昏 [アメリカ・ヨーロッパ・ロシア関係]

欧州議会、別れを惜しむ大合唱 ブレグジット協定案可決で (英BBC)

欧州議会がイギリスとの離脱協定案を可決したことで、ブレクジットに向けた手続きがほぼ終了。ベルギー時間の1日午前0時(日本時間1日午前8時)を以てイギリスはEUを離脱します。ただし、今年末までは移行期間ということになり、その間に貿易協定を纏める必要があります。そういう意味ではブレクジットを巡る混乱は終わったわけではなく、第2幕に入っただけなのかもしれません。

さて、その離脱協定案可決後の欧州議会では上記記事にあるように、欧州議会議員たちがスコットランド民謡「オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)」(「蛍の光」の原曲)を歌って別れを惜しんでいます。英国内でもEU残留派が多いとされるスコットランドの民謡で別れを惜しむというのは、何とも皮肉な印象を受けます。

日本ではスーパーなどの閉店のときに流れるこの歌。単にイギリスへの惜別の歌としてだけではなく、EUそのものの黄昏を象徴しているのではないか、と感じずにはいられないです。

東欧諸国を中心にEUに批判的な勢力が拡大するなか、昨年11月に就任したウルズラ・フォンデアライエン欧州委員会委員長を中心にどのような舵取りをしていくのか。むしろここからがEUにとっては正念場になるでしょう。
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