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東芝、HD DVD事業からの撤退を決定 [マスコミ・ネット・パソコン関係]

私は3年前にDVD規格統一問題、つまりは21世紀のベータ・VHS戦争について2度ほど書いています。そのときは東芝のHD DVDが優勢でした。しかし、米国最大の大規模小売店であるウォルマートがブルーレイへの販売一本化を決定するなど、この3年で形勢は逆転しました。

最近ではいくつかのアニメもブルーレイで発売されるようになり、また映画ソフトの多くもブルーレイタイプで販売されています。そして今日7時のNHKニュースで東芝のHD DVD事業からの撤退が事実上決定したというニュースが流れたわけです。これで国内規格はソニーのブルーレイに統一されることになり、これで21世紀のベータ・VHS戦争はブルーレイの勝利に終わりました。ちなみにベータ・VHS戦争のときはソニーがベータを推して敗れたことを考えれば、ソニーは30年前の雪辱を晴らしたことになるわけです。

しかし、すでに2007年の時点で勝負が決まっていたことを考えると東芝はどうしてもっと早く撤退を決めなかったのか、と思います。これによる損失は数百億円といわれていますが、実際は直接的な事業分だけではなく、営業面、さらには月曜日に起きるであろう東芝関連株の下落を考えればその損失は数千億単位になるかもしれません。これは現経営陣の責任を追及されても仕方ない事態だと思います。

私から見れば遅かったように思えますが、とにかくDVD規格統一はここに完成したわけですが、あとはブルーレイプレーヤーがもう少し安くなることを願うばかりですw


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