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手詰まり対北朝鮮外交 [北朝鮮関係]

こんにちわ。そうてんです。

いきなり結論ですが、もはや日本に北朝鮮から拉致被害者を奪還できる可能性は存在しません。

それでは最近の北朝鮮関連の動きを見てみましょう。まず、8月下旬に予定されていた南北首脳会談は水害を理由に10月に延長されました。一方、モンゴル・ウランバートルで行われた日朝作業部会では拉致問題に進展のないまま第一回目の交渉を終えてしまいました。

そもそもなぜ、北朝鮮は日本に拉致被害者を返さないのか。それは拉致被害者が北朝鮮内部のかなり深い部分の仕事をやってきたからでしょう。もしかしたら中国共産党やかつてのソ連にまで影響を及ぼすようなことにまでかかわっていたのかもしれません。そうなれば返すわけがないでしょう。特に仮に中国が関わっていればなおさらです。

もう1つは日本には北朝鮮の現体制を破壊する実力がないからです。経済制裁は金正日の懐には影響を与えていますが、すでに崩壊しきっている北朝鮮経済にはほとんどと言っていいほど影響を与えてないと考えていいでしょう。足りない物資は全て韓国や中国からはいってきますから。つまり、日本の話なんて聞かなくても北朝鮮にとっては何ら影響はないのです。ただ、アメリカや国際社会との折り合いもあるから、とりあえず交渉のテーブルについているだけとみて間違いないでしょう。

一方北朝鮮はアメリカや中国の話はよく聞きます。そこには両者とも金正日体制を崩壊させることのできる実力、つまり軍事力を有しているからです。つまり、北朝鮮にとって『交渉しなくちゃならない相手=軍事力を有している国』であって日本なんて北朝鮮にとってはどうでもいいのです。いざとなれば「人道支援」の名目で物資を要請すればホイホイくれるし、と北朝鮮は考えているでしょう。

最近では拉致被害者奪還を諦める声が出ていますが、これには断固反対です。国家が国家足りえる条件は3つあります。それは主権、領域(領土、領海、領空)、そして国民です。そしてこの3要素のどれか1つでも他国によって侵された場合に『侵略』となります。つまり、日本は国民を拉致されたわけですから侵略されてるわけです。にもかかわらず、その奪還を断念するというのは軟弱とか弱腰以前に無辜の国民を見捨てるわけですから、これは国家として最低の行為です。

私は北朝鮮から拉致被害者を奪還するには、日本の海上・航空兵力を淡々と増強していくのがいいと思います。もちろんその事実は北朝鮮の知るところとなるでしょう。そしてその武力がどこを向いているかは本人たちが一番よく知っているはずです。

もし、本気で拉致被害者を奪還するなら、そこには北朝鮮と戦争をする覚悟が必要になると思います。そして、奪還を諦めるなら日本は無辜の国民を見捨てた国家として後世に名を残すことになるでしょう。北朝鮮問題にはそこまでの覚悟を持って、政治家や官僚の皆さんの臨んでいただきたいと思います。


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tonta

北ですね(^-^;

tontaも個人的に兵力の増強は必要だと思います。

だが、兵力の増強などと言ったら中国や日本の周辺の国は黙っていないでしょう。

また、「旧大日本帝国の復活」と言いかねない(いい加減にしろ)

これはtontaの個人的な意見ですが、「旧日本帝国の復活」などと言って日本をある意味の軟弱化を狙っている様に思います。
by tonta (2007-09-08 23:44) 

そうてん

こんにちわ^^
>「旧日本帝国の復活」などと言って日本をある意味の軟弱化を狙っている様に思います。
私も全く同意見です。日本が少しでも軍事力を増強しようとすれば『大日本帝国の復活だ!』『軍国主義の再来だ!』と叫んで増強を阻止しようとしますが、そこには日本を軍事的に増強させないで東アジアでの軍事的優勢を得ようとする中国の意図が見え隠れしますね。そしてそれに協力する朝日新聞や毎日新聞といった日本の主要メディア・・・。

2020年までに中国は東アジアでの軍事的優勢を獲得できるそうです。それでなくても2010年までには中国の軍事力は日米にある程度対抗できるものになるのですから、日本も大規模な軍事力増強計画を立てるべきだと思います。それでは^^
by そうてん (2007-09-10 13:45) 

tonta

こんばんは(^-^)

>東アジアでの軍事的優勢を得ようとする中国の意図が見え隠れしますね。

まさにその通りですね、北も中国も「全く、しょうがない国」ですね(^-^;
by tonta (2007-09-11 10:07) 

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