富山県立高岡南高校(篠田伸雅校長、生徒数557)の3年生全員197人が、地理歴史教科の必修科目を履修していなかった問題で、同校は2004年12月、国の学習指導要領に沿った「教育課程表」を県教委に提出していたが、授業内容を記す生徒指導要録には、実際には取っていない必修科目を履修していたかのように記録していたことが24日、わかった。
県教委は要録の訂正と生徒の負担に配慮した補習の検討を同校に求める。
篠田校長は県教委の聞き取り調査に対し、時間割と異なる授業をすることを教諭が生徒に説明。さらに指導要録には世界史、日本史、地理のうち1科目しか履修していないのに、もう1科目も履修したかのように単位を記録したと答えた。(Infoseekニュース)
ここ数日、学校の不祥事(というか不手際)が相次いで起きているな、と思っていたらついにとんでもないレベルのものが出てきました。
一応ご説明いたしますと、この国の学習指導要領により1年は世界史をやらなくてはならないことになっています。ちなみに私の学校では1年次に世界史をやり、2年次で日本史か地理のどちらか、そして3年次で世界史・日本史・地理(日⇔地は不可)となっています。
ほかのニュースによると、この高岡南高校は生徒から「受験に関係のない科目は受けたくない」という要望にこたえて、必須科目の世界史をやっていなかったそうです。
まぁ、実際センター試験では日本史か地理で受験する人のほうが多いですね。ですが、最低限やっていなくてはならない科目を履行していないのはどうかな、と思います。いくら何でも書類偽造してまでってのはやりすぎでしょ。
私もここの生徒と同じように受験生ですが、世界史やってると日本史にも結構応用できるんだけどな・・・と考えてしまいます。とにかく早期に「卒業できないかも」という生徒たちの不安を取り除いて、受験にまい進できるような環境を作るべきだと思います。