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ウイグル自治区の暴動 [中国関係]

昨年4月のチベットでの暴動に続いて、今度は新疆ウイグル自治区でも暴動が発生してしまいました。このドう棒に対して、中国側は人民武装警察を数万人規模で動員し、対応しています。またどうやら人民解放軍も動いてるようです。


新疆ウイグル自治区はウイグル族、今のトルコ共和国を構成している人々の祖先にあたる人たちが住んでいます。この地域もまた、中国共産党による『中華民族』を作るための同化政策、ある種の民族浄化にさらされています。とくに1960年代に中国が核武装をし始めたころ、このあたりは核実験場として使われ、意図的になのかはわかりませんが、全く放射能汚染への対策がされないままだったため、現在でもこの地域では多くのがん患者が発生しているそうです(下動画は参考資料)。




現在、ウイグル方面では比較的穏健な活動をすることが多い「世界ウイグル人会議」が中国共産党からの民族解放運動を行っています。その一方で過激な活動をする団体もいくつかあり、中にはあのテロ組織「アルカイダ」から支援を受けている組織もあります。中国国内ではあまり報道されていないものを含めるとかなりの数の爆弾テロなどが起きており、その背後にはそのような過激な勢力も関わっていると言われています。


昨年のチベット、今年のウイグルと中国では急速な経済発展とそれによる格差の拡大、そして少数民族に対する弾圧に対して様々な方面で不満が高まっています。これほど歪んだ国家がこの先も長期的に存続できるとは思えません。中国共産党がもしも安定的に中国を統治したいと考えるなら、アメリカ型の連邦制などの新しい国家のカタチを考えるべきではないかと思います。まぁ、いずれにしても中国共産党による一党独裁体制では中国という巨大な国を統治するのは難しくなっているのでしょうけどね。
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