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民主党新体制はただの「席替え」 [選挙・政党・政局]

民主党の新しい代表が先日、鳩山由紀夫氏になりました。幹事長には岡田克也氏が決定。代表代行には菅直人氏や輿石東氏に並んで、選挙担当として小沢一郎氏の名前もあります。


はっきりいって民主党らしいといえばらしい人事になった気がします。「挙党一致体制が確立した」と鳩山氏は自画自賛していますが、頭だけ代わってあとは何も変わっていないのですから。これではまさに「席替え人事」としか言いようがありません。もしも鳩山氏が本気で政権交代を狙うならば長妻氏を年金・社会保障担当の代表代行にするくらい、「新人でも、政策実行能力が見込める人には地位と権限を与えるんだ!」という姿勢を見せてもよかったのではないかと思いますね。

そして何よりも選挙担当の代表代行ということで小沢氏が執行部に残ったことで、民主党における小沢氏の影響力は維持されたとみて間違いないでしょう。次期衆院選で自民党に勝って、政権政党になったとすれば例え誰が総理になったとしても、影響力を持ち続けるでしょう。まさにかつての田中角栄や金丸信のように。そのときには政権をとるためには意見のまるで違う相手とでも組む、第二の自民党になってしまうことでしょう。


鳩山氏自身にも問題があります。彼はこのブログでも何度か紹介してきましたが、外国人の地方参政権に関して推進する立場にある人物です。これは明らかな憲法違反であるにも関わらず、「愛のテーマ」などと言って推進しています。さらに「友愛の外交」という看板を掲げて麻生首相の外交政策に対抗しようとしています。

しかし、近年の国際情勢を見る限り、とても「友愛の外交」なんてやってる状況ではありません。中国の軍事力はこの不況の中でも近代化を進めており、またロシアもダメージを受けたとはいえ、そのダメージを逆手にとって大企業に対する中央政府の影響力を強めようとしています。もちろんその軍事力も侮れません。さらに、最近不安定化が進んでいるインド洋周辺などなど・・・枚挙すればキリがありません。

そんな中で「友愛の外交」などという抽象的かつ曖昧な外交政策を行われてはたまったものではありません。


私は現状ではとても民主党は支持できませんね。民主党の若手にはできる人や注目すべき人が大勢いるにも関わらず、その上にいる旧自民党や旧社会党の議員たちが政策論争をただのいつもの政局にしてしまっているのです。小沢一郎氏を中心とする彼ら旧態依然とした人たちを排除しない限り、民主党に政権交代の日は来ないと思います。
タグ:民主党
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tonta

そうてんさん

上手い事いいますね(^-)b

by tonta (2009-05-21 20:33) 

そうてん

>>tonta様
いつもありがとうございます♪
「席替え」というのは痛いニュースからもらってきましたww
by そうてん (2009-05-22 20:53) 

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