台湾の国連加盟に米国反対? [中国関係]
台湾の総統府は20日、「台湾」の名前で国連加盟を求める初の申請書を19日に潘基文・国連総長あてに提出したと発表した。中国の反発に加え、米国も不支持を表明しており、申請が認められる可能性は極めて低いが、陳水扁総統には台湾の存在を国際社会に示す狙いがある。一方、次期総統選の謝長廷・民進党総統候補が同日夕、米国訪問のため離台した。(産経新聞)
ご存知の方は多いとは思いますが、台湾は正式には『中華民国』という国です。しかし、最近では『台湾』という国名でいいんじゃないかという話が出ています。こうすると中国が主張する『二つの中国』(中華人民共和国と中華民国)という中国の分裂国家ではなく、中国と台湾という別々の歴史を持った国となるわけです。
しかし、これに米国不支持とはどういうことでしょうか。まぁ中国との対立を避けるためかもしれませんが、以前ブッシュは米中首脳会談で『台湾の独立に反対だ』と主張したことがあるので、よもや・・・と考えてしまうのは、考えすぎでしょうか。
そしてこのことは日本に無関係ではありません。日本は核戦力も含めて、大部分の国防を米軍にゆだねています。もし、この米軍がいなくなれば、日本と台湾は一月ともたずに中国領になってしまうでしょう。最近の米国は北朝鮮や中国がどんなに人権を蹂躙しても、どんなに核ミサイルをつくろうとも何もいわなくなりました。まさか、中国が日本や台湾を攻撃してきても何もしなかったりして・・・と考えると恐ろしいですね。
こんばんは
幕末のペリー来航からアメリカの目は中国大陸に向いてますからね。
対中戦略が必要なわけで、日本はアメリカの先兵以外の役割はないのでしょう。小泉政権から続く自衛隊と米軍の一体化、安倍政権の改憲路線も、私には日本を米国に隷従させるための政策としか思えません。安倍政権は、日本を米国に売り渡そうとしているのではないでしょうか。
by (2007-07-22 22:29)
こんにちわ。
私は改憲派ですが、日本が米国についていくという現在の国防路線は反対です。ですから、近年行われている『自衛隊と米軍の一体化』にはかなり危機感を持っています。期待していた安倍政権も米国下院議会での従軍慰安婦問題に関する決議が出されたときの対応に正直失望しましたね。「日本を米国に売り渡そうとしている」とまでは言いませんが、このままでは日本は米国なしでは絶対に生きられないようになり、自主独立なんて絶対に不可能になってしまうと思いますね。
by そうてん (2007-07-23 16:36)