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沖縄の在日米軍基地の存在意義 [外交・国防・領土関係]

なんか久々に更新する気がします。

さて、先日行われた沖縄県知事選挙で自公推薦の候補が当選したそうです。

全国の中でも毎回特に注目を集めるのがこの沖縄県知事選挙。基地問題に関して『経済重視』を掲げる自公候補と『基地のない沖縄』を掲げる野党系候補の戦いとなります。

さてさて、ここで一度考えてみましょう。何故沖縄に基地があるのでしょうか?

大変声の大きな革新系運動家の皆様は「基地反対!」と叫びますが、何故基地があるのか考えたことがあるでしょうか。

ここで重要になってくるのは沖縄の位置です。

沖縄本島は東シナ海と太平洋のちょうど境目と言える位置にあります。そしてこの場所は中国最大の経済都市である上海や中国と日本以上に揉め事の多い台湾の近くです。

つまり、未だにアメリカが沖縄の基地を放棄しない理由は中国なのです。まぁ、『そんなこと言われなくてもわかってるよ!』という方もいるかもしれませんが、よければこのまま読み続けてください。

中国海軍の基地が山東半島の真ん中下あたりにある青島(チンタオ)にあります。ここには中国版イージス艦ともいわれる蘭州級や虎の子の潜水艦艦隊、さらには現在建造中と言われる空母もあります。

この艦隊が太平洋に出て行こうとする場合、どう考えても確実に日本の領海や排他的経済水域を通らなくてはなりません。逆に言えば、沖縄に基地があれば中国海軍が太平洋に出て行くことを防げるわけです。

また、この場所に核兵器があれば(多分あると思う)上海などの主要経済都市を焦土に化すことができます。

つまり沖縄は中国外洋進出の防波堤なのです。

とはいえ、米軍が沖縄県民の不信を買うような行動や態度をとってきたのも事実です。もし、中国海軍が本気で沖縄攻略を仕掛けてきたときに、沖縄県民と在日米軍の間に信頼関係がなければ沖縄は容易く落ちてしまうでしょう。

そうならないためにも、日米地位協定を早期に改定し、また沖縄の在日米軍基地の存在理由をちゃんと沖縄県民に伝える努力を日本政府はするべきではないでしょうか。

 


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