北朝鮮に甘くかかるな！

今日中露が国連安保理に独自の決議案を提出しました。

これは文言はほとんど日本が出したものに変わりありませんが、

経済制裁を行うのに必要な『国連憲章第７条』への言及がありません。

これでは意味がありません。おそらく日米は拒否するでしょう。

万が一、日本がこれを受け入れたら日本はそれだけフヌケだということです。

今回の制裁決議の本来の目的は「無通告のミサイル発射実験の報復」ではなく

「金正日政権を国際社会から完全に隔離し、体制崩壊を促すこと」です。

中露からの物資や日本の総連や各国の朝鮮系企業からの外貨送金凍結。

これをすることで金正日が自らの家臣（党員）を引き止めているマネーを完全に寸断できます。

また、外貨によって潤っている軍部（朝鮮人民軍）の金庫をスッカラカンにできます。

日本は１５日のサンクトペテルブルグ・サミットまでに中国にせめて棄権するように圧力をかけ、

国連安保理による北朝鮮への経済制裁を絶対に可決させなければなりません。

もし、中露の拒否権発動によって経済制裁案が否決された場合、日本政府はその広報能力を

もって世界中に『世界最悪の独裁・人権抑圧国家北朝鮮を助けたのは中国・ロシアだ』と宣伝

すればいいのです。

そして日本は明確に北朝鮮は日本の安全保障の最悪にして最大の脅威であり、日本はその

全力を持ってこれを叩き潰す意思を国際社会に見せなくてはならないと思います。